<募集情報>【JICA】ナイジェリアでのSATREPS案件形成に係る研究者について
国際協力機構(JICA)より、ナイジェリアのNational Biotechnology Development Agency(国立生命工学開発機構)からの提案を受け、JICAと日本の研究者との連携による地球規模課題対応国際科学技術協力プログラム(SATREPS)プロジェクト案件形成に向けた参画研究者の照会に関するご案内がありました。
国立生命工学開発機構の希望する研究内容につきましては、下記に示す通りです。本件にご関心、ご意向をお持ちの方は、JISNAS事務局宛にご連絡ください。メンバー大学の皆さまからのご意向等を整理し、JICAに報告させていただきます。
背景と想定研究概要
ナイジェリアはサブサハラアフリカの国々の中でコメの生産量が最も多く、2018年には1,000万トン(籾重)(FAOSTAT 2018)に達していますが、生産性は1.42トン/haに留まっており、コメ消費量の約3割を輸入に頼っているのが現状です。
ナイジェリアでコメの自給を達成するには、気候変動下で起こる乾燥ストレスに対するレジリエンスがあり、耐乾性と多収性を備えた品種の開発が重要となっています。
本プロジェクトでは、ゲノム編集やマーカー選抜等の育種手法を使ったイネの品種開発に取り組み、特に、ナイジェリアの在来イネ遺伝資源の有する耐乾性を補強して、栄養成長期および生殖成長期の耐乾性を強化し、ナイジェリアの農業生態系に適応した栽培品種を作出することを期待しています。
予定プロジェクト期間
2025年頃より5年間
※注:今後、両国の研究者が協議の上、SATREPS提案書を作成して科学技術振興機構(JST)に応募することになりますので、採択までの期間を1~2年と想定。
専門分野等
作物学、植物遺伝育種学、栽培学、土壌学等の分野専門の研究者
質問・意向のご連絡および締切
ご質問並びにご意向のある研究者の方は、下記までに、JISNAS事務局(jisnas@agr.nagoya-u.ac.jp)まで、メールにてご連絡下さい。
締切:2023年6月16日(金)
カテゴリ: お知らせ |掲載日: 2023年5月12日