(終了)【国際農研】無視され十分に活用されてこなかった植物種:サハラ以南アフリカにおける持続可能な食料システムへの貢献と可能性」に関するセミナーのご案内(10/26)
国際農林水産業研究センター(国際農研)では、東京大学未来ビジョンセンターと、アフリカにおけるNeglected and Underutilised Plant Species (NUS) のセミナーを開催いたしますのでご案内いたします。
サブサハラアフリカにおける食料安全保障の確保は、持続可能な開発にとり大きな課題をつきつけています。気候変動と環境劣化の負のインパクトが加速する中、少数の主要作物と不適切な栽培慣行への依存、農村貧困、市場の低開発、そして現行の土地・農業政策は、小規模農業システムの生産性改善を阻んできました。
食料安全保障・気候変動・農村生業・環境持続性の絡み合い(ネクサス)において、気候変動に強靭で、栄養に富み、高収量性にもかかわらず、これまで無視され十分に活用されてこなかった植物種(Neglected and Underutilised Plant Species (NUS))への注目が集まっています。フォニオ、テフ、マメ類(バンバラナッツ、カウピーなど)やモリンガなど、ローカルコミュニティで何百年かけて栽培化され、食料・栄養上重要な役割を果たしてきたにもかかわらず、世界的にマイナーな位置づけに甘んじてきました。サブサハラアフリカ半乾燥地域という極めて厳しい条件に適応するNUSは、気候変動における食料安全保障や農村貧困解消への潜在性を秘めています。同時に、NUSの活用推進には、生産・流通・消費に関する現状を把握し、育種やマーケティングのための研究ニーズを見極める必要があります。
日本および海外の研究者に対し、アフリカの異なるコンテクストにおけるNUS利用普及の可能性と課題について議論されます。ご関心ある皆様へのご周知方、どうぞよろしくお願いいたします。
セミナー:Neglected and Underutilised Plant Species - Contributions and potential for sustainable food systems in Sub-Saharan Africa
主催:
東京大学未来ビジョンセンター、国際農林水産業研究センター(国際農研)
開催日時:
2023年10月26日(木)14:00~16:00
開催形式:
下記会場およびオンラインのハイブリッド形式
会場:
東京大学 伊藤国際学術研究センター 伊藤謝恩ホール
アクセス:https://www.u-tokyo.ac.jp/adm/iirc/en/access.html
参加登録フォーム:
下記URLより参加登録をお願いいたします。
https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLScwpE8KSZTpIUu6-Z1o-pOVtVBkCqh-iYP7LydqFEqmH5uodA/viewform
詳細
■国際農研HP(日本語)
https://www.jircas.go.jp/ja/program/proc/blog/20231013
■東京大学未来ビジョンセンターHP(英語)
https://ifi.u-tokyo.ac.jp/en/event/11986/
カテゴリ: お知らせ |掲載日: 2023年10月18日