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第4回農学知的支援ネットワーク(JISNAS)総会が開催されました

2012年11月10日(土)に東京・エッサム本社ビル3階グリーンホールにて農学知的支援ネットワーク・総会が開催されました。

冒頭、田中運営委員長が、前日開催された国際シンポジウムにふれ、昨日、農林水産分野で国際的に活躍できる日本人研究者の育成と課題についての国際シンポジウムがこの会場で開催され、活発な議論が交わされました。これは若手研究者の育成をめざすJISNASにとっても重要な課題であり、各種活動への積極的な参画が期待されることを強調されました。また、農学はマクロからミクロまでの様々なレベルが相互に関わる総合的な科学であり、研究者は深く追求する視野と同時に幅広い視野を持つことも必要。若い研究者は、国際協力を通じて幅広い視野を養い、またネットワークを強固にしいろいろな課題に対処していくことが重要。ぜひJISNASのネットワークをうまく利用していただきたいとの挨拶を述べられました。

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 ►会議では、次の点について審議・報告が行われました。

  1.前回総会(2011年10月)以降の活動報告と今後の方針について

  2.2011年度会計報告と2012年度予算計画

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 ►以下、主なポイントをご紹介いたします。

◆ 組織・ネットワーク強化について

①文部科学省分野別協力者会議(農学)の企画運営支援:農学分野の国際協力推進のため、大学間による個別・具体的な活動事例実現に向けた調査・議論を行っている。

②JICA・JISNASフォーラムの開催:来年の第2回フォーラム開催に向け、テーマを検討中。

③学術誌「農学国際協力」の企画・編集:第13巻発行に向け準備中。積極的に投稿してもらいたい。

④国際協力活動に関する各種情報収集・照会対応:「海外実地研修」等の優良事例の収集・共有を強化していく方針。積極的に投稿してもらいたい。

◆ 国際協力事業等の形成・実施支援について

①JICA-JISNAS連携事業―青年海外協力隊「食糧の安全保障隊(仮称)」プログラム構想-:第一事例実現に向け、準備中。JICAでは、青年海外協力隊のプログラム化を検討中。

②農林水産省平成24年度委託事業「地球規模課題ネットワーク事業(国際研究ネットワーク形成等の推進)」:提言案に対するパブリックコメントを来年1月頃JISNAS会員から募る予定。

③JICA集団研修「アフリカ地域稲作振興のための中核的農学研究者の育成」:24年度の結果を踏まえ、研究ニーズと受入リソースのマッチング、質の高い研修員の確保を強化する予定。この研修はあと2年続く。

④アフガニスタン留学生受入大学間の連携と交流強化:第二バッチ以降も農学分野分科会開催を通じて留学生受入大学間の連携と交流強化を図る予定。なお、農学分野の第二バッチ受入大学は、東京農業大学、横浜市立大学、名古屋大学、三重大学、岡山大学、島根大学、九州大学、宮崎大学の8大学で、留学生は合計11名である。

⑤ミャンマー農業人材育成支援:JICAと連携し、国内支援委員の推薦を介して、協力の可能性を検討。

⑥パラグアイダイズ分野への協力:具体的な国際協力事業の形成に向け、JICAに協力していく予定。

JISNAS総会の様子
JISNAS201211-7.jpg JISNAS201211-5.jpg

 

本件についてご質問等ございましたら、JISNAS事務局までご照会ください。

ご質問、お問合せ

農学知的支援ネットワーク(JISNAS)事務局 

464-8601名古屋市千種区不老町
  TEL: 052-788-6166  FAX: 052-789-4222
  E-mail: jisnas@agr.nagoya-u.ac.jp
  Web: http://jisnas.com/
 


カテゴリ: JISNASの活動 |掲載日: 2012年11月20日