学術雑誌「農学国際協力」Vol.19のご案内
農学国際協力分野において、国々の発展を基盤とした世界平和を構築するための協力(人材育成や発展、環境保全等)が求められます。また、日本の農学分野においては先進的研究をいかに国際的に展開していくか、また世界的な問題解決のためにどう用いていくべきか、課題は多くあります。
そのため、農学の研究成果を国際的に展開していくことへの理解や意欲を持った研究者を増やし、国際的な視野を持って、現在の農学研究を展開していく若者を養成する必要があります。このような観点から、課題に関する原著論文・総説およびその他の論文を集積し、農学国際協力という分野の体系化、理論的根拠の深化をはかります。
最新号Vol.19 について (JISNASトップページのバナーからもリンクできます)
URL:https://icrea.agr.nagoya-u.ac.jp/jpn/journal/backnumber.html
最新号Vol.19をご案内いたします。本号では、独立行政法人国際協力機構(JICA)筑波センターの渡邉所長に、「日本の農業技術と開発途上国のニーズの結節点を目指して」と題した巻頭言をご寄稿頂きました。原著論文では、「タイ南部のコーヒー栽培農家が直面する収穫労働制約が生産に及ぼす影響」を検証した研究を、また、オピニオンでは「21世紀の持続的社会実現の必要性とその実現に向けた農学の問題点」に関する記事を掲載しています。さらに、「コロナ禍における大学教育、留学生受入等に関するアンケート結果」や「オンラインによる"アフリカ地域稲作振興のための中核的農学研究者の育成研修"」を紹介しています。是非ご一読を!
目次
【巻頭言】
■日本の農業技術と開発途上国のニーズの結節点を目指して
渡邉 健(JICA)
【原著】
■The Effect of Harvesting Labor Constraints on the Production of Robusta Coffee Farmers in Chumphon Province, Thailand
Kanjana Kwanmuang (Ministry of Agriculture and Cooperative, Thailand) and others
【オピニオン】
■21世紀の持続的社会実現の必要性とその実現に向けた農学の問題点:広井のポスト資本主義社会を例に
山根裕子 (名古屋大学)
【JICA研修報告】
■オンラインによる「アフリカ地域稲作振興のための中核的農学研究者の育成」研修
江原宏(名古屋大学)他
【JISNASアンケート報告】
■コロナ禍における大学教育,留学生受入等に関する大学の対応や課題についてのアンケート
江原 宏(名古屋大学)他
投稿要領
以下のアドレスにてご確認下さい。
URL:https://icrea.agr.nagoya-u.ac.jp/jpn/journal/
カテゴリ: JISNASの活動 |掲載日: 2021年4月 9日